補聴器の種類

『補聴器』についてどれくらい詳しくご存じでしょうか?漠然としたイメージしかお持ちでないのではないでしょうか。

〇補聴器と集音器

「補聴器」と同じような形をしていても正確には「補聴器」ではない製品をご存知でしょうか。『集音器』、『助聴器』、『音声増幅器』などと呼ばれる製品で、通信販売の広告などで見かけることがあると思います。では、違いはなんでしょう?

補聴器とは?

〇薬事法で定められた管理医療機器に指定されているため、効果や安全性などについて一定の基準をクリアする必要があり、個別の製品ごとに正式な認定を受けなければ製造販売はできない

消費者保護の観点から、対面販売を義務付けるなどのさまざまな制約のもとで、販売活動、広告宣伝活動を行っている。

「聞こえ」が低下してきた人や不自由な人が使用することを前提に開発、製造されているので、機能面においても、そうした点を配慮した機能が搭載されている。

『補聴器』は使う人、個人個人に合わせて調整を重ねることを前提としている。

 

集音器とは?

〇医療機器ではない。

〇製造や販売する上での制約はない。

〇難聴の人を前提としたさまざまな機能は搭載されていない。 

〇一般的には、使用する人に合わせて細かく調整する前提で製造された製品ではない。

以上のように、外見は似ていても、異なるものだという事をご理解下さい。

〇補聴器には様々な形状のタイプがあります。

厳密にはもっと形状の違いがありますが、分かりやすくする為、ざっくりご紹介いたします。

耳穴型補聴器(オーダーメイド)

耳の型を採って作るオーダーメイドの補聴器です。
耳型を採りますので音漏れや、外れて無くす心配も少なくなります。

耳掛け型

耳の後ろに掛けて使用します。左右どちらの耳でも装着できます。
最近は超小型の耳掛けタイプもあります。

ポケット型

小型ラジオのようにイヤホンで聞きます。
本体が大きいので高度難聴者にも対応出来る高出力タイプがあります。
乾電池を使用するので電池交換のサイクルは約1ヶ月位です。

〇補聴器は両耳にした方が良いの?

アメリカでは補聴器利用者の90%が両耳装用だそうです。

両耳で聞くことは自然なことです。2つの耳は互いに連携しながら機能しあっているので、両耳に難聴がある方は、補聴器を両耳に装用することで、片方の耳だけの装用よりも、会話が聞き取りやすくなります。

 ◎様々なタイプの補聴器がありますが、肝心なのは生活環境や扱いやすさ、価格なども含め、ご自身にあった物を使用する事です。クロサワは快適な聞こえの生活をサポート致します。なんでもご相談ください。

「補聴器ご購入までの流れ」へ